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山形神室登山 [山歩き]

先週末8月20日に、宮城と山形の県境にある、「山形神室」に登ってきた。
国道286号線の笹谷峠から登る、標高1344メートルの山。
山形神室までは「ハマグリ山」と「トンガリ山」という二つの山を越えていく。
楽しい名前だけど、ちゃんとガイドブックにもこの名前で載っている、正式な山の名前なのだ。
山形神室からその先には、「仙台神室」と呼ばれる山があって、こちらからも国道に降りていく道があるけど、そっちは沢があったりで、山慣れした人向きなのだそうだ。
今回は、「笹谷峠」→「ハマグリ山」→「トンガリ山」→「山形神室」→元来た道
の往復コースにした。

笹谷峠に車を停めて、少し登るともう眼下に山形自動車道が見下ろせる。
天気は曇りで、ガスがかかったりしてたけど、見晴が多少悪いくらいで、登るのに困るほどでは無い。
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道中の登山道には、ススキが生えてきたり、秋の花が咲き始めて、少しづつ季節の変わりを感じられた。
途中で見つけた花を掲載する。

薄い紫で、花びらがクルリンっと反り返ってるのは、「クサボタン(??おそらく・・・・)」。
ピンクで花びらの先がフサフサしてるのは「ナデシコ」。
黄色い花が穂のようにスーッとなっているのは「キンミズヒキ」。
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黄色くて小さな花が密集してるのは「オミナエシ」。
白くて小さな花が密集してるのは「オトコエシ(??たぶん・・・・)」。
オミナが粟飯、オトコが白米のイメージとも言われてるらしいよ。
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真っ赤な実がなってるのは、キイチゴ(?)と思われる。
薄い紫の釣鐘型の花は「シャジン」。
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ムラサキの小さな花は「ウツボグサ」。
薄いピンクは「フウロ」と言うのだそうだ。
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白くて五枚の花弁がついてるのは、「ウメバチソウ」。
白くて真ん中の黄色い花芯が見えるのは「ヤマハハコ」。
白くてうつむいた花は「ギボウシ」。
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登山道は笹薮がキチンと刈られて整備され、歩きやすい道を花々を眺めながら歩いていると、やがて「ハマグリ山」に出る。
標識は、地元の方が作ったのか、ハマグリの貝殻で作られていて、楽しい気分になった。
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ここからトンガリ山に向かう時に、突如として岩場が現れ、ロープがかけられ、伝って降りていくようになっている。
ガイドブックには無かったし、こんなドキドキしながら降りてく場面に出くわすとは思ってもみなかった。
初ロープ体験だ・・・・・。
なんとか無事に降りると、あとはまた花の道中だ。


白い釣鐘状の花は「ホタルブクロ」。
オレンジのユリは「クルマユリ」。
白地にブチブチの斑点があるのは「ホトトギス」と言うらしい。
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トンガリ山からは、稜線づたいに山形神室に向かう。
ガスであまり先の方の見通しはきかない。
きっと晴れていれば、雄大な眺めが見られたんだろうな。
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「ヤマアジサイ」がこの時期にも名残があった。
白い小さな一輪は「ゲンノショウコ」。
漢方薬とか生薬にあったっけ?こんな名前の成分。
ピョンピョンとバッタにも遭遇した。
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そして、歩き始めから2時間ちょっとでついに山形神室の山頂に着いた。
山頂で美味しくオニギリを食べ、落ち着いたところで元来た道をたどる。
例のロープが張られた岩場は、今度は四肢を使って這い登らなければならない・・・。
「ハマグリ山」ではコーヒーブレイクを取って、あとは登山口までひと頑張りだ。
少しガスも晴れて、蔵王連峰がうっすらと見えてきた。
無事に登山口まで出てこられ、終了した。
予想以上にいろんな花に遭遇して楽しかった。
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福島の旅 「ペンション泊~帰路編」 [旅行記]

先月(7/21~23)の福島登山旅行の続きである。
今回は、会津駒ヶ岳を下山後に泊まった宿、そして仙台への帰り道に立ち寄った場所の紹介である。

会津駒をヘトヘトになりながら下山し、車で向かった先は会津高原にあるペンション「ワインズ」だ。
「るるぶ」や数々のネット予約サイトでも紹介されている、チロル風なペンションで、さわやかな高原の空気に包まれていた。
宿は、話好きでとっても感じの良い奥様、料理も一品ずつ工夫が凝らされていて、どれも美味しかった~。
出されるたびに料理の写真を撮っていたのだが、つい食べるのに夢中で一番の目玉料理のビーフシチューを撮り損ねてしまった・・・・。
宿の名前の通り、お勧めワインも充実していて美味い~。
部屋は可愛いベッドで寝かせていただき、登山の疲れを癒すことにした。

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翌朝は、少し早起きして、筋肉痛の体をほぐすように周辺を散歩。
盛夏だけど、高原は少しヒンヤリとした清々しい朝の空気だ。
散歩を終えると、朝食が待っていた。
フンワリとしたスクランブルエッグに奥様の手作りパンとヨーグルト、梅ジャム添え。
宿泊客の相手をしたり、掃除・洗濯・自分家のことも忙しいのに、いろいろな手作り品のオンパレードでもてなしてくれ、本当にペンションのオーナーさん達って大変だな~、って思った。
何よりも笑顔でもてなしてくれるのがありがたい。

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宿を後にし、仙台にまっすぐ帰るには勿体ないので、会津高原から須賀川に抜ける途中にある、「ブリティッシュヒルズ」に立ち寄った。
ここは天栄村という場所にあるのだが、広い敷地内に中世のイギリスの建物などを移築して、宿泊したり、英語の研修をしたり、いろいろな体験ができるのだ。
とりあえず私らは日帰り見学客なので、外からの眺めと、マナーハウスと呼ばれる領主館の中を見せてもらったり、ティールームで本場さながらのアフタヌーンティーをいただいた。

領主館は石造りの堅牢な建物で、ここのフロントや研修室、図書室、そして再現された領主と御夫人の部屋もあり、調度品もすべて美しいアンティーク家具だ。
重厚な雰囲気にのまれ、小心者の私はバシャバシャと写真を撮るのも気が引けて、お話だけ伺った。
すばらしい建物内は、ブリティッシュヒルズのウェブサイトを参考にされたい。
宿泊客が泊まる建物も、中世からの伝統的な建物ばかりで、そちらもアンティーク家具やネコ脚バスタブが利用できる。

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一通り見学し終えた後は、ティールームでケーキと紅茶をいただいた。
3段重ねのスウィーツ盛り合わせに、香りの良い紅茶を欧米人スタッフが運んできてくれた。
英語でケーキの解説をしてくれ、必死に理解しようとする自分・・・・・・・・・・。
英国気分を存分に味わい、福島を後にするのだった。
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福島の旅 「小豆温泉編」 [旅行記]

前回の「渋川問屋編」の続きである。
伝統料理で昼食を採ったあとは、一路南会津に向かった。
その晩の宿は登山目的地(前々回参照)の会津駒ヶ岳に近い、小豆温泉「花木の宿」である。
ここも以前から旅のガイドブックなどを読んで、一度泊まってみたいと思っていた宿である。

会津若松から南会津に向かう途中には、湯の上温泉がある。
温泉街はこじんまりとして極めてのどかな雰囲気である。
ここには会津鉄道の駅があり、駅舎は茅葺屋根なのだ。
ちょこっと立ち寄ってみると、ちょうど電車の時刻、とってもかわいい赤い電車が発車していった。

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宿に着いて、予約していたのは部屋に露天風呂のある離れの部屋。
リーズナブルに贅沢気分が味わえるのだ。
部屋には囲炉裏もあって、実際火を熾した訳じゃないけど雰囲気はばっちり。
自然を眺めながらの部屋風呂は「My 露天」・・・もう自分の人生にはこんな入浴は無いかもしれない。
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一風呂浴びて、夕食は個室に案内された。
美味しい和食だったけど、陶板で焼く牛肉は本来なら地元産とのこと。
今回は出荷停止の状況で、他所の和牛でちょっと切ない感じである。
満腹して部屋に戻ると、通路に灯が点されて、綺麗な眺めだ。

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宿のスタッフも気さくで親切な方が多く、満足な宿だった。
私が泊まった翌週に、南会津・新潟の集中豪雨があり、道路の寸断や停電があったとのこと。
現在は営業も再開されているそうで安心した。

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福島の旅 「渋川問屋編」 [旅行記]

前回会津駒ヶ岳に登った記事を書いたが、この時は2泊3日だったので、他の体験も記事にしたい。
1ヶ月も前のできごとで、ぜんぜんタイムリーじゃなくなってしまってすみません・・・。

仙台から南会津に向かう途中、会津若松に立ち寄った。
時間はちょうどお昼時。
かねてより、旅のガイドブックなどで気になっていた「渋川問屋」で昼食をとることにした。
ここは明治時代の老舗の海産物問屋で、その当時の建物を宿泊施設として利用されている。
郷土料理を食べるのに立ち寄ることもできる。




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お店の中は、洋風のテーブル席と、お座敷があるのだが、今回とおされたのはお座敷の方。
床から調度品からなにまで、何もかも手入れが行き届いてツヤピカ状態!
囲炉裏のあるお座敷で、古い生活道具なども当時の面影を偲ぶことができて、良い雰囲気。
出された食事は、会津地方の郷土料理で、海産物問屋らしく、身欠きニシンや棒タラなどの乾物や具沢山の汁物「こづゆ」、サクサクの天ぷら。
美味しかったのは言うまでもない。
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店内はお座敷以外の空間もピカピカ。
宿泊したら、どんな部屋なのか、興味あるけど、この日はまた別な宿。
大正ロマンの空間を後にしたのだった。
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この渋川問屋のある会津若松市の七日町どおりは他にもレトロな雰囲気の建物がいろいろ建っている。
街の中心近くには、野口英世ゆかりの界隈もあり、そちらもレトロないい感じである。
会津若松は歴史好きの方はいつの日かぜひ訪れてもらいたい。
仙台市内の小学校は修学旅行で訪れたりするのだが、今年は原発のことがあり、行先を変えたりしているようだ。このご時世・・・残念な限りである。
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会津駒ヶ岳登山 [山歩き]

お盆です。
だいぶ更新が遅れてしまいました。
会津駒ヶ岳登山も、先月の話・・・7月22日です。タイムリーでは無くなってしまったけど、これも大事な夏の記録です。

 会津駒は、南会津、尾瀬にも程近い場所に位置する2100mを超す山で、経験の浅い自分には登りきれるかどうかちょっと不安が過りる・・・・・・。
ゆっくりでも脚を前に出し続けていれば、いつかは頂上に立つんだろうけど。
前泊の小豆温泉を7時半に経ち、国道を南下すると右手に登山道に向かう細道が現れる。登山道付近は朝8時ころで既に大勢の登山客が準備を始めていた。
天気は良く、ドキドキ・ワクワクしながらの歩きだ。
上り調子がずっと続くけど、さすが花のシーズンで途中途中に小さな花が咲いていて、楽しみながら歩いて行ける。
名前は忘れたけど、黄色い花と、白いギンリョウソウ。
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イワカガミとミツバオウレン。イワカガミはピンク色でけっこうかわいい。
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休み休み、水分補給しながらの行程だけど、時折展望の良い場所だと、南会津の山々を遠くに見えて、気分も爽快。
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2時間ほど歩いていくと、湿原が近くなってくる。樹木もだいぶ植生が変わってきた。
シーズン終わりかけだけど、サラサドウダンとウラジロヨウラク。
色の濃い目のがサラサ、葉っぱの裏が白いのがウラジロ。

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湿原にはチングルマも沢山。ワタスゲもポンポンと生えている。
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山頂近くには「駒の小屋」が建っていて、休憩ができる。
ここで宿で用意してもらったオニギリを食べて燃料補給する。
このあたりはまだ残雪が残っていた。
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残雪の近くには、なんと水芭蕉も!春も同時に来たのかな。
薄紫の花はなんだっけ・・・「ショウジョウバカマ」って言ったかな。
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小屋からは30分くらい木道・階段を登っていく。
これが結構しんどい・・・・・・。
山頂付近はアズマシャクナゲが咲いていた。
証拠の一枚も忘れずに。
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残念ながら、山頂あたりは展望はさほど良くはないが、「ここまできたー!!」の充実感で感無量。
ガスがだいぶ降りてきて、ちょっと幻想的な景色になってきた。
山頂を後にし、元来た道を戻る。
ここからは逆に降りばかりの道。
楽なようでいて、実は後半から膝が辛い。
脚の踏ん張る力が弱くなって、何度かよろけそうになった。
もしこれが天気が崩れてたりしていたら、かなり厳しかったかも。
もっと足腰鍛えねばなるまい・・・・・・・。
そしてなにより、この一週間後、新潟と南会津は集中豪雨の災害が・・・・!
山歩きには、体力・知識・天候・時の運・・・いろいろな条件がそろって楽しむことができるんだなー、と思った。

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うつくしまふくしま・ニッコウキスゲ見てきました [山歩き]

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 先週末6月26日(日)に福島県の雄国沼湿原に行ってきた。
裏磐梯にあるその沼は、今の時期とってもニッコウキスゲが見事なのだ。
仙台を朝の5時に発って、東北道~常磐道を経て猪苗代高原に向かった。
雨は降っていたけど、登山用の雨ガッパを着用し、檜原湖沿いの国道456号にある登山口からアプローチした。
湿原までの道は雨でぬかるんでいたけど、ニッコウキスゲ以外にも様々な植物を見ることができ、苦にならなかった。

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 上の写真は雄国沼の位置と、ハクウンボクっていう花。初めて聞いた名前。

 ヒメアオキはとっても赤が鮮やかで、ツヤツヤしていた。大きな葉っぱから直接実が付着しているようなのは、エンレイソウ。
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 雨なので、時折カエルも元気に道を横切っていく。色が土や石ころに同化していて見づらいかも。
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 ギンリョウソウも初めて見た。白くて半透明な植物。イメージとして洞窟とか暗くてジメジメしたところが似合いそう。力強く光合成してる感じはしない。すぐそばにはモウセンゴケ?みたいな苔も生えていた。ジメジメ系植物達。
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 チゴユリ(写真右)や、ウマノアシガタ(写真左 黄色い花)みたいな小さな花も咲いてるよ。ウマノアシガタはなんでこんな名前なんでしょうか。
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ツルアジサイやタニウツギ、ウラジロヨウラクなどの木の花も咲いていた。ウラジロヨウラクは葉っぱの裏が白いから「ウラジロ」と言うそうだ。モミジの実?花?みたいなのもうす赤く染まっていて、とてもきれい。これがある時期になるとクルクルと風に舞うらしい。
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登山口から1時間半ほど歩くと、雄国沼休憩舎が立っている。ここで一休みしたら、湿原までは30分足らず。
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歩いているとそばの藪にニッコウキスゲを発見!遠くに沼が見えてくる。足取りも元気になる。
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とてもきれいに整備された木道が現れて、湿原に到着。そこはもう、黄色い絨毯!!ニッコウキスゲワールド!
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 コバイケイソウ(白いの)やレンゲツツジ(赤いの)も咲いていて、黄色の中にうまくアクセントとして入っていて、すごくいい感じ。シーズン初めなのも、萎れた花が無くて生きの良い花ばかり。木道は閑散としていて、景色を独り占めだ。例年なら行列ができる景色なのにね。勿体ない。
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 木道をぐるりと一周し、十分にニッコウキスゲワールドを堪能して、元来た道を戻った。休憩舎で昼ごはんを食べ終えると、段々と雨も激しくなってきた。足場は悪いけど、なんとか登山口までもどり、仙台へと帰宅の途についた。
 原発事故で大変なことになっている福島だけど、「うつくしまふくしま」は確かに在りました。いつかまた、誰もが訪れる福島に戻りますように。
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ゴヨウツツジの林を見てきました [山歩き]

 昨日(6月4日)、宮城と秋田の県境にほど近い、鬼首地区にある花渕山に行ってきた。
オニコウベスキー場からテレキャビンに乗って、鍋倉山の山頂にのぼり、そこから大柴山~花渕山へと向かう往復4~5時間位のトレッキングコースである。
花渕山には、ゴヨウツツジ(別名シロヤシオ)という白いツツジの純林があって、毎年この時期は白いトンネルになるのだ。

台風以来天気が悪い日が続いていたけど、この日は穏やかで山を歩くには持って来いの天気。
テレキャビンからの眺めも良くて、遠くの景色まで見渡せてワクワク感が増してくる。
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鍋倉山山頂からはブナ林をしばらく歩くことになるのだが、まだ残雪がかなりあり、樹木の緑との対比がきれい。
気を付けて足元を見てみると、フキノトウもあったり、遅咲きのカタクリが残ってたりと、出遅れた春を感じる。
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雪解けのぬかるみや落葉に足を滑らせたりしながら、アップダウンの道を2時間ほど歩いて、ゴヨウツツジの林にたどり着くことができた。
このところの低温続きで、今年は開花が遅く、まだ咲き始めの状態だ。
まだ「白いトンネル」とまではいかなかったけど、日当たりのよい枝には、白くて清楚な感じの花が咲いていた。
皇太子家の愛子様の「お印」なんだそうだ。
満開だとものすごく圧巻だと思う。
あと一週間ってところだったかな。
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ゴヨウツツジの林を抜けて、しばらく行くと、花渕山の頂上である。
頂上付近は樹木を多く、展望の開けたところはさらにその先だ。
今回は午後から天候が不安定で雷の予報もあったことなので、花渕山山頂までで引き返すことにした。
それでも他にいくつかのキノコやチゴユリ、イチゲ、ツツジ(ピンク)なども見られ、楽しむことができた。
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サラサドウダンも、だいたいこの時期なのだけど、やはりこちらもツボミの状態だった。
マイヅルソウも、まもなくである。
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帰りは地元の日帰り温泉、「スパ鬼首の湯」で体をほぐすことにした。
これから、山はますますいろんな花が咲いてくる季節。
花と温泉、セットで楽しみたいものである。


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ツユクサとクレマチスの開花 [観察日記]

今週は、日本の広い地域で梅雨入りしたようだ。
今年はいつもより早いのかな。
時期外れの台風も来てるし、土砂災害や弱くなった堤防が心配・・・・・・・。

それでも、我が家のベランダではいろいろ花が咲いてきた。
セイヨウツユクサも咲いたし、大輪系のクレマチスもたくさん咲いている。
大きい花が咲きだすと、一気に華やかになった感じがする。

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前回は、青いミヤコワスレの写真を掲載したけど、ピンクのミヤコワスレも一杯花が咲いている。
特に面倒よく世話してるわけじゃないのに、咲いてくれて本当にありがたい。
過去にトヨタの店で来場者プレゼントに貰ったミニバラも、ツボミがついてきた。
去年の夏の暑さで枯れたと思ったけど、ちゃんと葉っぱも増えて、ツボミができて安心した。
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今年はなぜか、まだアブラムシが発生していない。
このまま来ないで欲しいけど、また天変地異の前触れだったりしないよね・・・・。
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クチナシが仲間入り [観察日記]

 だんだんと、周辺の緑も濃くなり、日によっては蒸し暑くなる時もある。
自宅のベランダも、花でいっぱいになってきた。

 今週末、仙台の街中に用事があって出かけたのだが、商店街の花屋で、ある白い花に目が留まった。
ツヤツヤの緑の葉っぱに純白の八重の花びらをつけたきれいな花。
それが「クチナシ」だ。
ちょっとバラっぽいような見た目。
一目で気に入って、780円で衝動買いしてしまった。
「冬は越せるかな~、大事に育てよう・・・」と喜んでいたのだが、今日近所のスーパーに行ったら、同じ花が680円で売られていて、ちょっとショック・・・・・・・・・。
ま~、値段をつけるのも買うのも人間の都合だしね、買った花は大事に育てます。

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 我家のお馴染み植物達も、いろいろ花が咲いてにぎやかになってきた。
セイヨウオダマキも去年に続き、今年も咲いた。

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 ヒメウツギやミヤコワスレも毎年咲いてくれて、我家の春の定番だ。

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 去年買ったセイヨウツユクサも随分と背丈が伸びて、ツボミがいくつかついてきた。
同じく去年の夏に植えたナデシコは猛威を振るわんばかりに咲いている。
寄せ植えにしたリンドウやプリティダリアは勢いに負けて消滅してしまったかも・・・・。

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新緑の達居森と、宮城の空に現る水平環 [山歩き]

 連休もいつのまにか後半・・・。
今日は天気も良くて今季初の山歩きになった。
場所は去年秋に訪れた「達居森」。
仙台よりも北に位置する大衡村にある低山だ。
震災で付近の道路が通行止めになっていたり、登山道に崩落が無いか心配だったが、大丈夫だった。

 山中の樹々は芽吹き、新緑の淡い緑が木漏れ日に透けてとてもきれいな眺め。
足元にはスミレの花や遅咲きのカタクリが点在し、良い気分で歩き続けていると、見慣れぬ現象が空に広がっていた。
樹の向こう側に、虹色に染まる帯が出現している。
通常見る「虹」とは色の配列が逆で、上から赤~紫になっている。
見たことは無いが、これが彩雲ってやつなら良いことの前兆ではなかろうか・・・などと思いながらしばらく眺めていた。
後でわかったのだが、これは「水平環」とか「環水平アーク」と呼ばれる気象現象なのだそうだ。
生まれて初めて見たぞ。
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空の怪現象も美しかったのだが、周囲の植物達も十分楽しめた。
前述のカタクリのほか、紫がかったピンク色のヤシロツツジや、赤いヤマツツジ、イチゴ系?な白い花、季節外れなキノコ・・・など。
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遠くからの眺めも天気が良くて、七つ森の山々や平野部など見渡すことができ、爽快な気分だったのだ。
今年もそちらこちらの山歩きができると良いのだが。
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