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福島の旅 「ペンション泊~帰路編」 [旅行記]

先月(7/21~23)の福島登山旅行の続きである。
今回は、会津駒ヶ岳を下山後に泊まった宿、そして仙台への帰り道に立ち寄った場所の紹介である。

会津駒をヘトヘトになりながら下山し、車で向かった先は会津高原にあるペンション「ワインズ」だ。
「るるぶ」や数々のネット予約サイトでも紹介されている、チロル風なペンションで、さわやかな高原の空気に包まれていた。
宿は、話好きでとっても感じの良い奥様、料理も一品ずつ工夫が凝らされていて、どれも美味しかった~。
出されるたびに料理の写真を撮っていたのだが、つい食べるのに夢中で一番の目玉料理のビーフシチューを撮り損ねてしまった・・・・。
宿の名前の通り、お勧めワインも充実していて美味い~。
部屋は可愛いベッドで寝かせていただき、登山の疲れを癒すことにした。

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翌朝は、少し早起きして、筋肉痛の体をほぐすように周辺を散歩。
盛夏だけど、高原は少しヒンヤリとした清々しい朝の空気だ。
散歩を終えると、朝食が待っていた。
フンワリとしたスクランブルエッグに奥様の手作りパンとヨーグルト、梅ジャム添え。
宿泊客の相手をしたり、掃除・洗濯・自分家のことも忙しいのに、いろいろな手作り品のオンパレードでもてなしてくれ、本当にペンションのオーナーさん達って大変だな~、って思った。
何よりも笑顔でもてなしてくれるのがありがたい。

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宿を後にし、仙台にまっすぐ帰るには勿体ないので、会津高原から須賀川に抜ける途中にある、「ブリティッシュヒルズ」に立ち寄った。
ここは天栄村という場所にあるのだが、広い敷地内に中世のイギリスの建物などを移築して、宿泊したり、英語の研修をしたり、いろいろな体験ができるのだ。
とりあえず私らは日帰り見学客なので、外からの眺めと、マナーハウスと呼ばれる領主館の中を見せてもらったり、ティールームで本場さながらのアフタヌーンティーをいただいた。

領主館は石造りの堅牢な建物で、ここのフロントや研修室、図書室、そして再現された領主と御夫人の部屋もあり、調度品もすべて美しいアンティーク家具だ。
重厚な雰囲気にのまれ、小心者の私はバシャバシャと写真を撮るのも気が引けて、お話だけ伺った。
すばらしい建物内は、ブリティッシュヒルズのウェブサイトを参考にされたい。
宿泊客が泊まる建物も、中世からの伝統的な建物ばかりで、そちらもアンティーク家具やネコ脚バスタブが利用できる。

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一通り見学し終えた後は、ティールームでケーキと紅茶をいただいた。
3段重ねのスウィーツ盛り合わせに、香りの良い紅茶を欧米人スタッフが運んできてくれた。
英語でケーキの解説をしてくれ、必死に理解しようとする自分・・・・・・・・・・。
英国気分を存分に味わい、福島を後にするのだった。
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福島の旅 「小豆温泉編」 [旅行記]

前回の「渋川問屋編」の続きである。
伝統料理で昼食を採ったあとは、一路南会津に向かった。
その晩の宿は登山目的地(前々回参照)の会津駒ヶ岳に近い、小豆温泉「花木の宿」である。
ここも以前から旅のガイドブックなどを読んで、一度泊まってみたいと思っていた宿である。

会津若松から南会津に向かう途中には、湯の上温泉がある。
温泉街はこじんまりとして極めてのどかな雰囲気である。
ここには会津鉄道の駅があり、駅舎は茅葺屋根なのだ。
ちょこっと立ち寄ってみると、ちょうど電車の時刻、とってもかわいい赤い電車が発車していった。

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宿に着いて、予約していたのは部屋に露天風呂のある離れの部屋。
リーズナブルに贅沢気分が味わえるのだ。
部屋には囲炉裏もあって、実際火を熾した訳じゃないけど雰囲気はばっちり。
自然を眺めながらの部屋風呂は「My 露天」・・・もう自分の人生にはこんな入浴は無いかもしれない。
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一風呂浴びて、夕食は個室に案内された。
美味しい和食だったけど、陶板で焼く牛肉は本来なら地元産とのこと。
今回は出荷停止の状況で、他所の和牛でちょっと切ない感じである。
満腹して部屋に戻ると、通路に灯が点されて、綺麗な眺めだ。

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宿のスタッフも気さくで親切な方が多く、満足な宿だった。
私が泊まった翌週に、南会津・新潟の集中豪雨があり、道路の寸断や停電があったとのこと。
現在は営業も再開されているそうで安心した。

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福島の旅 「渋川問屋編」 [旅行記]

前回会津駒ヶ岳に登った記事を書いたが、この時は2泊3日だったので、他の体験も記事にしたい。
1ヶ月も前のできごとで、ぜんぜんタイムリーじゃなくなってしまってすみません・・・。

仙台から南会津に向かう途中、会津若松に立ち寄った。
時間はちょうどお昼時。
かねてより、旅のガイドブックなどで気になっていた「渋川問屋」で昼食をとることにした。
ここは明治時代の老舗の海産物問屋で、その当時の建物を宿泊施設として利用されている。
郷土料理を食べるのに立ち寄ることもできる。




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お店の中は、洋風のテーブル席と、お座敷があるのだが、今回とおされたのはお座敷の方。
床から調度品からなにまで、何もかも手入れが行き届いてツヤピカ状態!
囲炉裏のあるお座敷で、古い生活道具なども当時の面影を偲ぶことができて、良い雰囲気。
出された食事は、会津地方の郷土料理で、海産物問屋らしく、身欠きニシンや棒タラなどの乾物や具沢山の汁物「こづゆ」、サクサクの天ぷら。
美味しかったのは言うまでもない。
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店内はお座敷以外の空間もピカピカ。
宿泊したら、どんな部屋なのか、興味あるけど、この日はまた別な宿。
大正ロマンの空間を後にしたのだった。
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この渋川問屋のある会津若松市の七日町どおりは他にもレトロな雰囲気の建物がいろいろ建っている。
街の中心近くには、野口英世ゆかりの界隈もあり、そちらもレトロないい感じである。
会津若松は歴史好きの方はいつの日かぜひ訪れてもらいたい。
仙台市内の小学校は修学旅行で訪れたりするのだが、今年は原発のことがあり、行先を変えたりしているようだ。このご時世・・・残念な限りである。
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北陸旅行(福井編) [旅行記]

 特急雷鳥に乗って金沢から福井へ。
雷鳥号はちょっとレトロな昭和の雰囲気が漂う電車。
福井市に着くと次はローカルなえちぜん鉄道に乗り換え、目指すは終点勝山市へと向った。

【ワンダフル恐竜博物館】
 勝山駅からは、観光用のバス「ダイナゴン号」で福井県立恐竜博物館に行った。
ここが今回の旅の一番の目的である。
周りは静かな山間の町に、光り輝く銀色のドームがひときわ目を引いている。
入場し、長~いエスカレータを下っていくと、そこには太古の昔から甦った恐竜の骨格標本が「これでもか!」とばかりにダイナミックに展示されている。
ティラノサウルスなどの獣脚類、マメンチサウルスなどの竜脚形類、鳥盤目ではステゴサウルスやイグアノドン、アンキロサウルスなど有名所が勢ぞろい!
フクイラプトルやフクイサウルスも是非見なければならない!
恐竜の森を再現した巨大ジオラマも大迫力!!
恐竜だけではなく、哺乳類や鳥類の歴史、植物、昆虫の進化までもが一気に学べてしまうのだ。
すばらしいぞ!恐竜王国福井!!

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【永平寺参拝】
 永平寺はその昔道元禅師が開いた曹洞宗の第一道場。
200名近いお坊さんがここで厳しい禅の修行生活を送っている。
そのせいか、一歩門をくぐるとそこは凛とした空気が張り詰めている。
70ほどもある大小の建物が立ち並んでいるが、参拝者も巡りやすいように案内表示がされてあったり、事前説明があったりで、わかりやすかった。
途中、読経の声や木魚や太鼓の音がしたり、時間になれば鐘楼の音が響き、厳かな雰囲気に包まれる。
ここではトイレ(東司)、浴室などもすべて心身を清める修行の場。
ちょっと私の心までが表れたような気になったのである。

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【えちぜん鉄道に乗って】
 上述の恐竜博物館や永平寺へは、えちぜん鉄道を利用したのだが、白い車体に青いストライプ、黄色いドアでちょっと可愛い感じの車両である。
沿線もずっとのどかな田園風景、のんびりとした雰囲気を過ごすにはもってこいなのだ。
この鉄道はきっと鉄道ファンの間では有名なんだろうけど、アテンダントさんが乗務しているのだ。
運行中は乗車券を売ったり、沿線のイベント情報を紹介したり、などが主な仕事のようである。
だけど、普通見る車掌さんと違うのは、とにかく「親切」なのだ。
乗客一人一人に笑顔で挨拶するのはもちろん、歩くのがおぼつかないお年寄りには、寄り添って「お気をつけてくださいね~」とサポートし、私のような一見して観光客っぽいのには、自ら近づいてきて、案内パンフレットをくれて説明してくれたり・・・。
飛行機のフライトアテンダントさん達よりもずっとフレンドリーでアットホームな印象だった。
「頑張れえちぜん鉄道」と応援したくなる気持ちになったのである。

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 永平寺から後は、福井駅周辺を散策したのち、夕方小松空港より例の小さな飛行機で帰路についた。
金沢・福井と駆け足だったのだが、さまざまな体験をし、楽しい2泊3日の独り旅であった。
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北陸旅行(金沢編) [旅行記]

 シルバーウィークと称するこの連休、9月22日から24日にかけて福井・金沢に2泊3日の独り旅に出かけたので、その内容を掲載することにした。

【小松空港へ】
 北陸への空の玄関、小松空港には22日の夕方出発した。
旅行のセットプランなので、仕方ないんだけど、一日目は移動だけで終了。
飛行機は今までで一番小さな飛行機かも。
定員70名くらい、搭乗するのもタラップを数段あがってである。
飛行機は苦手なので、揺れを心配したけどそれほどでもなくて安心して一時間のフライトを過ごせた。
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【金沢城公園と兼六園】
 金沢と言えば兼六園!外すことのできない観光名所である。
園内に巡らされた池や滝、様々な花、樹木が美しく配置されている。
手入れもバッチリ行き届いていて、枯れてみっともない植物などは無かった。
残念なことに、今は花の少ない時期。萩とかは咲いてたけど。
桜や梅、藤、杜若なんかが咲く時期は本当に見事じゃなかろうか。
園内の時雨亭や夕顔亭などから見渡す景色はどんなだったろうか。

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 金沢城址も、今なお修復が続けられている。
白っぽく光って見える屋根は土を焼いて作る瓦ではなく、鉛の薄板なのだそうだ。
建物を修復するのにも、若い世代に技術を継承していかなくてはならないのだとか。

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【忍者寺と武家屋敷】
 金沢の観光で、「是非」と人から勧められたのは、妙立寺である。
建物内に様々な仕掛けが施されて、まるで忍者屋敷のようになってるのだそうだ。
と言うわけで事前に予約(必須)をし、行ってみると、しっかりガイドさんが丁寧に説明してくれる。
外から見ると2階建てなのに、実は4階7層の構造、落とし穴やら隠し階段があり、まるで迷路のような建物である。
江戸時代にこのような建物を設計した人は本当にすごい!
 金沢の観光の定番はもう一つ、武家屋敷である。
未だに現役で人が住んでる屋敷群は、まるで時代劇のセットに入り込んだみたい。
忍者寺の話しを聞いた後だと余計そうなのか、屋敷から槍や刀を持った人が突然現れて競うな気分になった。

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そして旅は福井へと続く。
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