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栗駒山登山紀行(温泉宿編) [山歩き]

 前回の登山記事の後編である。

 登山で疲れた後は、何といっても温泉が最高!
栗駒山の岩手・秋田側には、須川温泉という温泉があり、「須川高原温泉」と「栗駒山荘」の二つの宿がある。
栗駒山荘は、比較的新しく眺望の良い風呂が人気の宿だが、今回は湯治客も受け入れる、落ち着いた雰囲気の須川高原温泉に泊まることになった。

 須川高原温泉には、かつて20年ほど前(平成3年位??)だが、一度泊まったことがある。
その当時は「千人風呂」と称される、巨大な内風呂が名物で、「半混浴」とでも言うか、風呂の途中まで男女を仕切る壁があって、奥のほうは混浴状態であった。
私が泊まったその時は、折りしも青森のリンゴ農家を壊滅状態に追いやった「台風19号」が通過し、風呂場の屋根のトタン板をペラペラと舞い上げていった。
その後修理が為されたものの、一昨年の大地震でついにその名物風呂は無くなってしまい、現在は男女別の新しい大浴場にリニューアルしている。

 今回再び泊まることになったが、かつての雰囲気は変わることなく、部屋も落ち着いている。
エアコンが無いとか、テレビがアナログのブラウン管ってのもどこか懐かしい昭和っぽい空気である。
部屋からの展望も、付近の山々が見られるのだが、すぐ傍にせまる大岩が崩れて、下に瓦礫が重なっていた。
これも2年前の地震の爪痕なのだそうだ。

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 夕食は、旅館の定番的内容(刺身・天ぷら・茶碗蒸し・・・等)なのだが、岩魚の炭火焼が出てきたのは嬉しかった。
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 この宿の一番の売りは、何と言っても風呂である。
かつての千人風呂は姿を消したけど、リニューアルされた大浴場も、それなりに子供が泳ぎたくなるくらいの広さは確保されている。
洗い場も板張りで、新しさの中にも伝統的な雰囲気は残されていた。
この大浴場は内風呂からプチ露天に直接出られて、こちらも爽やかな空気と心地良いお湯を満喫できる。
 そして、私が一番気に入ったのは、夜の大露天風呂である。
こちらは別棟なので宿から外に出て向うのだが、10m四方はあろうかと思う大きさで、薄明かりの中での入浴は格別だ。
雲が無ければ、星空もすばらしいに違いない。
 他にも湯治客が主に使う、中浴場もあり、こちらは昔ながらの古びた木の梁と天井で、また違う雰囲気である。
登山客も自由に使える足湯もあるし、湯量の豊富さを実感できる。
泉質は硫黄を含んだpH2.2の強い酸性湯。
お肌もしっとりツルスベになり、欲張って1泊で5回も入ってしまった・・・。
浴室にカメラを持ち込む訳には行かないので、宿のHPから借用した写真を掲載する。

HP須川大浴場.jpg
HP須川露天.jpgHP須川足湯.jpg


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沙羅朋

素晴しい温泉ですね~!
一日5回も楽しんだのが良く分かります
星空が見えたら素敵でしょう~♪
ちょっと遠すぎますが私も行った気分に~(笑)
台風19号の被害は酷かったですね~
良く記憶に残っています
by 沙羅朋 (2010-08-15 16:15) 

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