SSブログ

仙台市民の山、泉ヶ岳(その1) [山歩き]

 すっかり本格的な秋になり、朝晩が寒くなってきた。
ついこないだまで暑かったのに・・・。

 仙台市には、「泉ヶ岳」と言う、1175mのちょっとした山がある。
小学校や中学校では野外活動として、登山をしたキャンプをしたり、また冬はスキー、夏はパラグライダーなど仙台市民に親しまれている山である。
私は学校の野外活動での登山で、ぜーぜーはーはー死に物狂いだったので、あまり良い思い出ではなかったのだ。
このトラウマを一掃すべく、再び挑戦することにした。

 コースは子供の頃と同じ「水神コース」。
途中に「水神」と呼ばれる沢のある場所を通って山頂に向うコースなのだが、泉ヶ岳の中にいくつかあるコースの中でも比較的楽チンコースなのらしい。
それでも子供の頃は大変な思いだったのだが・・・・・・・。

izumigatake.jpg
20100920izumi 002.jpg20100920izumi 009.jpg

 登山道は、前日の雨で粘土質の土が、滑りやすくなっていて、ちょっと要注意である。
泉ヶ岳は割とずっと登り調子の道なのだが、集団で歩くのと違い、自分のペースで歩けるからなのか、それほど苦にはならない。
ゆっくりと小さな歩幅で歩くのが良いらしい。
途中も案内標識が整備されていて、迷うこともなさそうだ。
キノコや秋の草花を眺めながら、しばらくすると沢の音が聞こえてきて、水神に到着する。
行程のほぼ中間位なのだが、ここまで来るのもかつては辛かったのだが、今回は割りと元気良く来ることができた。
このコースを登る登山客は、この沢でしばしの休憩を取ったりするのだ。

20100920izumi 018.jpg20100920izumi 019.jpg

 水神を過ぎると、また少し坂が急になってくる。
「大岩」と呼ばれる地点を通過するが、その名のとおり、大きな石がゴロゴロしている。
ここから山頂までも、「賽の河原」と称する地点があり、大小の石だらけの登山道である。
この山は標高もそんなに高くは無いので、山頂付近でも割りと小高い樹木があり、頂上よりは途中の賽の河原付近の方が展望が良い。
下界を見下ろすと、残念ながらガスで遠くまで見渡すことはできなかったが、紅葉の始まりなんかは実感することができた。

20100920izumi 021.jpg20100920izumi 030.jpg
20100920izumi 032.jpg
20100920izumi 038.jpg

 賽の河原を過ぎるとまもなく山頂である。
子供の頃に死ぬ思いで登って、長年のトラウマになっていたのだが、達成感でとっても気分が良い。
山頂でオニギリを食べ、北西側の「北泉ヶ岳」に向うルートを取り、途中から元の水神に向う道を行くルートにした。
秋の草花を眺め、岩の道を降りながら、水神を通過し、「お別れ峠」と称する分岐点からリフトのある地点に向う。
帰りはちょっとズルをして、リフトを使って降りてきた。
だいぶガスが出てきて、辺りはホラー映画なんかで見るような、ミステリアスな雰囲気だ。
「こんな霧の中に、呪いの屋敷が・・・」と映画のパターンを思っていると、やはりそこには一軒の建物・・・。
と思ったらただのリフト小屋でした。

20100920izumi 049.jpg20100920izumi 068.jpg
20100920izumi 065.jpg20100920izumi 072.jpg

 過去のトラウマを払拭し、少し山への自信もついて、楽しく登り終えることができた。
秋の草花などの写真は次回紹介する。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。