松島の紅葉ライトアップ

紅葉が広がっています。
今月25日まで、日本三景松島の随所で紅葉のライトアップが催されています。
メインとなるのは円通院の境内。
円通院は伊達正宗公の孫、光宗の菩提寺だそうです。
ライトアップ時の拝観料は500円、近くの洗心亭という甘味処で購入します。

17時半から始まるのに、18時過ぎころ言ったら、長蛇の列です。
20分ほど並んで、山門をくぐると、もうそこは幽玄の美の世界。
庭園に色づく樹木が厳かな照明に照らし出されています。




石庭に降り積もる落葉もまた、綺麗です。



庭園内では、どこからともなく笛の音が響いてきます。
「ふるさと」や「荒城の月」など、日本人の心に沁みるメロディーが情感を掻き立てます。
歩きすすむと、平安貴族の衣装をまとった男性が演奏していました。
録音したのを流しているとばかり思っててすみません・・・。
古代笛の先生をなさっている方だそうです。


さらに歩きすすんでいくと、池に出ました。
池の周囲の樹木が水面に映って鏡のよう！
この日は風もなく、雨も止んで、静かな水面が水鏡になったのです。
この美しさは写真でも言葉でも伝えられないかも。



日本の美を心行くまで、楽しんだのでした。


ところで、庭園内はとても美しいのですが、ところどころに緑色のライトに照らされている場所があります。
好みの問題だと思うのですが、どうでしょう。

緑色の杉林です。


光宗公の厨子が安置されている三慧殿です。
背後からの緑光でシルエットが浮かんでいます。


円通院の近くの神社です。


私には、ちょっとオドロオドロしく感じるんですけど・・・。
心霊特集番組なんかの演出っぽい雰囲気なのですが、・・・好みなんでしょうねえ。

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